令和5年(2023年)12月26日(木)、山口大学経済学部の第一会議室において、令和5年度のSumma(スンマ)賞表彰式が執り行われ、公認会計士論文試験に合格した経済学部4年生の阿部晴夏さん、宮本翔伍さん、2年生の鵜瀬南菜美さんの3名が表彰されました。

Summa(スンマ)賞は、イタリアの数学者ルカ・パチョーリ(Fra Luca Bartolomeo de Pacioli、1445年~1517年)が 『summa』 と呼ばれる数学書を著し、この書で初めて複式簿記が学術的に説明されたことに由来します。この数学書には、「スンマ」と「ズンマ」の二通りの日本語訳があることから、Summa賞創設時に検討が重ねられ、最終的に英語でSumma賞とすることになったそうです。

有村貞則経済学部長から、「在学中に合格されたことをとても誇らしく思います。社会人として働きだすと様々な困難に出会うと思いますが、皆さんであればその困難にも必ず打ち勝てると思いますので、是非頑張ってください。」と激励の言葉があり、鳳陽会の石畠克幸事務局長から、「合格おめでとうございます。コロナ禍の制約の中でも、皆さんが努力された結果だと思います。」とお祝いとさらなる飛躍への期待の言葉がありました。

受賞者の阿部晴夏さんは「コロナも明け、自習室などの利用制限もなくなり、さらに勉強に励みやすい環境になったので、引き続き学び続ける姿勢を忘れずに頑張っていきたいと思います。」との決意を述べ、鵜瀬南菜美さんは「後輩に少しでも良い存在になれるよう、これからも勉強に励んでいきたいと思います。」と今後の意気込みを語りました。

また、Summa(スンマ)賞表彰式終了後には、受賞者3名は谷澤幸生山口大学学長を表敬訪問し、令和5年度公認会計士論文試験の合格を報告しました。